表題は、金井美恵子さんの作品から勝手に借用。怒られそう。その余はほぼ自分で。

iPhone SE 3

  

 わたしとて時代の子だから、パラダイムからは逃れようがない。まあ、そんな大げさな話ではないのだが。

 新製品の<iPhone SE 3>(↑)が発売となって、手にしていた<iPhone 8>は、「もう古いのだ」とささやかれ続けて洗脳されて、ついに<iPhone SE 3>に乗り換えてしまった。古い<iPhone 8>は、9000円で下取りをしてくれた。

 中身が入れ替わって、スクリーンが鮮明。電気の充電速度は速くなった。とはいえ、サイズとボタンとかの外観は、<iPhone 8>とまったく同じだから、替わったものへの新味はそれほどない。というのが正直なところで、それでも扱い慣れていたものが、形はそのままという安心感はあってーー。で、わたしは、なにをいいたいのだろう。

 ついでに、<UQ>のUクイーンが、「ずっとお得なのだ」と連呼するものだから、<au>から<UQ>に乗り換えてしまった。電話代の支払いは、月あたり1000円ほど安くなる見込みながら、「回線は同じで、料金はずっとお得です」といって、親会社の長年の利用客を、子会社が同じ商品の安売りで奪って、これって、連結決算的には、どんなメリットがあるのだろうか。でも、電話代が節約になるからいいか。

 つぎは、<Windows 11>というパラダイムの話で、わたしの母艦PCでは、油断すると勝手にやってしまいかねない勢いがつづいている。

 有料クラウドサービスの<box>に、突然入れなくなってしまったのは、このバージョンアップのせいと疑っている。利用できないのに、料金を払えという督促めいたメールが来着した。カードの引き落とし払いにしているのに。困るのだよ、こういうことは。それに<Becky>は、まだ対応していないのだろう。「信長の野望」も、もしかすると断念することになるのかもしれない。

 <MS Explorer>については、この6月15日でサポートを打ち切ると脅されている。代わりに<MS Edge>を使えというのだけれど、「なんですか、これは」という出来栄えで、とても常用はできない、と思っていても、東京の片隅で暮らす一介の民間人(市民とか善良な人々を指す表現として最近、これが多い)は、とても抵抗できない。巻き込まれて流されていく。どこどこ行くの。